彼方より ビデオチャットで 総会に

延び延びになっていた今年度の予算案について、臨時総会で決議が行われました。

前回の臨時総会では、インターネット回線、記念品の作成、TMUGアワードの創設などが案として挙がりましたが、どれにするか決定するまでには至りませんでした。今月こそは決着をつけるぞ、という意気込みとはかけ離れた、ゆっくりとした昼下がりの雰囲気のなかで、案外すんなりと決定しました。

決定事項に対する今後の具体的な方針は、有志で詰めていくということになりましたので、MLや例会などでのご意見を募集します。

S/MIMEによるデジタル署名をMLで使うことへの是非について議論が行われました。

もともとは、会員の方が使っているメールソフトで電子署名が添付ファイルとして見えてしまい、ファイル名が見馴れないものだったので、「もしかしたらウイルスに蝕まれているのでは？」と怖くなった体験から、「やめて欲しい」という投稿があったのが発端だったようです。

賛否両論ありましたが、結論としては、まず会員の事情を汲んで、当面の間は電子署名をサーバー側で削除することにしました。その上で、電子署名の使用そのものについては否定せず、今後の技術動向や会員への理解度を鑑みながら、将来的に開放する道も残しておきましょうという方針になりました。

最近ご無沙汰の永山さんが、iChatを使って定例会に参加してくれました。

これまでもウィルコムなどありましたが、あのスピードで定額制のイー・モバイルが登場して以来、インターネットとは縁の無かった会場からも外の世界に実用的なスピードで接続する手段が登場しつつあります。

これに目をつけた一部の有志が、最近ガソリン代の高騰など様々な要因によって定例会参加を阻まれている永山さんを救済 (という名の実験に) しようと立ち上がりました。簡単に言うとiChatのビデオチャットを使って長野にいる永山さんに参加 (という名のデモを) してもらいました。

やってることは本当に簡単で、イー・モバイルのアダプターでインターネット接続した山本先生のMacからiChat を使って永山さんを呼び出しただけです。あらかじめiChatに双方のアカウントを登録してある必要などありますが、iChatを使ったことのある方なら Macとそこそこのスピードでインターネットにつながった環境であれば簡単に参加できます。

会場の盛り上がりをみるとこの試みは成功だったようで、途中で途切れる回線やスピードのせいでとろけたような画像になる事もありましたが無事に永山さんの参加計画は終了しました。スケジュールの都合で当日の参加が出来ない方にも希望をあたえてくれるこのiChat、スクリーンに自分の顔が大写しになっても気にしない参加希望者募集中です。

やっと流通に流れるようになった期待の新製品、iPod touchの紹介をしてみました。

誰かが絶対するだろうと思っていましたが、TMUGとしては意外なほど購入者が少なく(5人程)、私のtouchに出番が回ってきました。「Phoneマイナス電話機能」とか「iPhoneの練習機」などと何かとiPhoneと比較されるtouch。その本質とは? 隠された真実を探る驚異の30分! とついつい書きたくなってしまいますが、3週間ほど朝晩の通勤時間に使った結果に私が感じたこと、それは「これってiPodなんだ」でした。

液晶が大きかろうとSafariが使えようとやっぱりiPodを名乗るだけあって、音楽ファーストな考えに基づいて操作できます。聴きたい曲を見つけるときの、ホイールを回して文字の中から探すという事務的な行為、それをCover Flowでレコードのジャケ買い的ワクワク感を取り込んだという点では新世代のiPod(除shuffle)に共通する点です。touchではそれに加えジャケット写真が常に再生時に表示され、視覚的にアルバムを聴いているという気分になってきます。

操作ロックもボタン1つでok、ボリューム調整等の音楽コントロールなら解除せずにホームボタンの2度押しで即座に可能です。サッとポケットから出して次の曲にスキップ、サッとポケットに戻すという一連の行為がスムーズにでき、少なくともこの点においてはホイールに勝っているのではないかと密かに考えています。classicの160GBという大容量なら別でしょうが、16GB程度の容量ならタッチスクリーンの採用は正解だったと体感できます。

あとはtouchに無線LAN以外の通信機能がついて、Google Mapsやメモ帳、ついでに電話も掛けられれば最強です。そんな機種を早く日本でも買えるようになるといいですね。

時間もあったので、会員が最近購入した物を2点ほど紹介しました。

まずはソニー製モニターヘッドフォンのMDR-Z900HDのみせびら、いや紹介です。モニター用という性質上どんな音が鳴っているかを聞く為のヘッドフォンなのでライブを聴くのに適していたりしますが、音の響きを楽しむといった類の聴き方にはあまり適していません。今回は他のヘッドフォンと比較できたので改めて音作りの違いを実感しました。まあ悪くないヘッドフォンです。この後BeerMUGで各自のヘッドフォンを持ち寄ってヘッドフォンバトルが始まったのは言うまでもありません。

次に登場したのが谷さんのロジクール製ゲーミングマウスのG9 Laser Mouseです。このマウスのうりはカスタマイズ性にあり、7個ものボタンを好きな操作にカスタマイズでき、加速度やスピードもかなりの細かさで調整できます。さらに付属のウェイトで好みの重さにグラム単位で微調整可能です。その上2種類のグリップ(マウスの外形)が付属してきて、目的と好みによってマウスの形自体を変更することまで出来てしまいます。細かい所ではLEDの色まで変更でき、カスタマイズてんこ盛りです。

ゲーム用となっていますが、それもあり基本性能は十分に高く、もちろんゲーム以外にもちゃんと使えます。かくいう私も会社でマイクロソフトのゲーム用マウスを快適に使っております。惜しむらくは全ての機能をMacから使うことが出来ないのが残念な点ですが、基本性能は十分に高いので気になる人は店頭で握り具合を確認してみてください。