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HOME活動報告>2009年2月度定例会活動報告

2009年2月度定例会活動報告2009年2月14日

春一番 大ネタ小ネタ 吹き寄せる

2009年2月定例会のトップ画像(中)

ハドソンの奇跡 交信記(iMovie 09)

PDFpenとCreate Booklet

プロジェクターを無線LANで使う

AppleScript大特集

CES報告&お土産

2月14日、関東ITソフトウェア健康組合大久保健保会館1階A+B会議室にて2月度定例会が行われました。
 今月はWebチームから参加できない人間が続出でレポート/写真の危機が伝えられましたが、皆様のご協力のもと、どうにかレポートをまとめることが出来ました。この場を借りて感謝感謝。

(報告:TMUGウェブチーム)

ハドソンの奇跡 交信記(iMovie 09)(山本(ジャマ))

ハドソンの奇跡 交信記(iMovie 09)

iLife09のiMovie09を早速使ってYouTubeに投稿しました。題して「ハドソンの奇跡 交信記録 - The voice of Miracle on Hudson River」です。元ネタは2月5日に連邦航空局FAAが公開した"Accident & Incident Data"の交信オーディオファイルです。

「ハドソンの奇跡」はサレンバーガー機長に注目が集まっていて「かたや管制官は便名を数回に渡り言い誤った」と報道が目立ちます。編集してみて交信内容から、出発管制官が、可能な限りの着陸候補滑走路への誘導と緊急手配を迅速に行う姿が明確になりました。間違いなくこの管制官は「全員無事」を世界で一番喜んだ人たちの一人でありましょう。

さて、iMovie 09の使い方はザクっとしか出来ませんでしたが、iMovie 08に比べ、

  • 動画クリップの詳細編集機能の追加
  • オーディオのトリム編集(波形で編集)の復活。
  • 複数のオーディオラインに対応。
  • エフェクトの種類を追加。(STARWARS風の「遠くへ」など)
  • また同じエフェクトにも複数のデザインがあり、それを「テーマ」で切換可能。
  • ピクチャ・イン・ピクチャ対応。

などが強化されています。さあ、あなたもiMovieでYouTubeデビューしましょう。

注意:「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能を使いには、iMovieの環境設定で「高度なツールを表示」を選択しておく必要があります。


PDFpenとCreate Booklet(刀祢)

PDFpenとCreate Booklet

対外的なコミュニケーションはほとんどメールかWebで済む時代ですが、時々は手書きの書類を書く必要に迫られる場合があります。例えばTMUG月例会の会議室の利用申請はPDFでダウンロードした利用書に必要事項を記入してFAXするのですが、手書きが極めて苦手な私にとっては大変面倒な作業です。そんな時に重宝するのがPDF編集ソフトです。

Adobe Acrobatを使うのが安心なのですが、ちょこっと編集するだけの用途には高価なソフトです。Windows用には有名な「いきなりPDF」シリーズを始め安価な編集ソフトやフリーのソフトが色々ありますが、Macの場合はそれほど選択肢は多くなく、今回紹介したPDFpenが代表的なものです。

PDFに埋め込まれたテキストの編集は本来できるはずなのですが、うまくできた記憶はありません。それでも既存のテキストの上にテキストオブジェクトを置くことができるので、私の目的である申込書の空欄に記入するような用途には十分です。もちろん、図形を書いたり、イメージを張り付けたりもできるのでかなり自由に編集できます。また複数のPDFファイルを開いてページ単位に取りd出して新しいPDFファイルを作ったりもできます。ただし、編集や印刷が禁止されたPDFはもちろん編集はできません。

なお、デモの時にほぼ同機能のオープンソースソフトとして「Skim」というソフトが長野谷さんから紹介されました。帰宅後早速ダウンロードしたところ、PDFPenよりも軽快で機能も豊富で、フリーなAcrobatとも言えるものでした。私も今後はSkimに乗り換えるつもりです。

デモではおまけとして、プリンタドライバに小冊子形式での印刷機能がなくても小冊子が 印刷できる「Create Booklet」も紹介しました。私のキャノンのプリンタはWindows用のドライバでは小冊子印刷ができるのですが、Mac用のドライバではできないので大変重宝しています。インストールすると標準の印刷ダイアログの左下にある「PDFで保存」などのメニューがあるところに「Create Booklet」というメニューが追加され、それを選ぶと小冊子形式の新たなファイルがプレビューで開きます。そのイメージを確認後両面印刷すれば小冊子の完成です。


プロジェクターを無線LANで使う(須藤)

プロジェクターを無線LANで使う

Teq AV/IT社のプロジェクター用無線LANアダプター「Wireless Presentation System」 の「WiD130」(Macintosh対応)を紹介しました。

直販(値引き後)で 465ドル、配送料込みで560ドルです。アメリカから無事に届き玄関先で受け取る際に消費税を2000円を支払いました(笑)。

この「Wireless Presentation System」は、クライアントソフトが Mac OS X 10.4 & 10.5に対応しています。

クライアントソフトを各パソコンで起動すれば画面を無線LANを通じて WiD130に接続したプロジェクターから投射できる様になります。アプリケーションを起動するだけでドライバー等の余計なものをインストールする必要がありません。

「Wireless Presentation System」は、プロジェクターの全画面を占有して表示する他に画面を4分割して4つの異なる画面を表示するマルチ表示も可能です。

欠点としては画面応答速度が遅いので動きが速い映像には少し不向きですが通常のデモやプレゼンテーション用には支障ない程度です。

WiD130は、Ethernet接続端子があり無線LAN基地局としても使用できます。会場のEthernet接続を使わせて戴き会場で無線LANでインターネット使用可能な事も紹介しました。

例会でのクライアントソフトの配布は Mac OS Xらしく「ファイル共有」機能を使って無線LANを通じて配布しました(ご協力ありがとうございました)。


AppleScript大特集(長野谷)

AppleScript大特集

お久しぶりにTMUG例会にお邪魔しました。ぴよまるソフトウェアの長野谷です。まずは、NHKの朝のニュースに出演したときの映像をご紹介。怪しさがみじんも感じられないプロの映像に感嘆しつつ、実は台所のゴミが映っていたり、マニアックなアノトペンが映っていたりという「怪しさ」のオンパレード。タネ明かしをすると、すっかりNHK謹製のバカムービーに早変わり。

さらに、お久しぶりなのでデモ用のネタもたまっており、冒頭から大技が炸裂しています。「長野谷=AppleScript」の法則により、今回のデモもすべてAppleScriptで実現したものです。NHKに出たときにも、画面でAppleScriptを表示していたほどです。

プレゼン用ソフトのKeynoteは、かのSteve Jobs CEOが自分のプレゼンのために部下に作らせたというエレガントかつゴージャス感いっぱいのソフトウェアですが、日本人なら誰もが欲しがる「白フチ文字の表示」「黒フチ文字の表示」といった機能がありません。そこで、ないものは作ってしまえということで……Keynoteとテキストエディットとillustrator CS3をコントロールし、Keynote上でコピーしたテキストから白フチ文字を自動生成してKeynote上にペーストするという超絶デモをご紹介。

これだけすごいワザなのに、「iMoveでほぼ同じことができる」ことからか、ソースをすべてWebサイト「AppleScriptの穴」(http://piyocast.com/as/)で公開しています。何をやっているかはソースを見ればまる分りという大出血サービス状態ですが、ソースを見たからといって誰もが同じような着想を得て同じようにScriptを書けるかどうかは保証のかぎりではありません。

大技第2弾は、Mail.appでたまったメールをマインドマップのソフトでビジュアル化するというもの。メールがたまったら、読む気がしなくなる。読まないとたまって未読が増える……そんな悪循環ともこのScriptでオサラバです。たまったメールも一気にやりとりをビジュアル化。重要そうなところだけ読む、面白そうな流れになっているところだけ読む、とりあえず全体像だけ俯瞰してみるなどなど、いろんな楽しみ方が自由自在に。

かなり心血を注いで作っているので、「メーカーに売り込みに行こうかと思っている(長野谷・談)」ほどですが、そもそも英語の技術系メーリングリストを対象に作ったので、日本語のメーリングリスト用の機能はいまひとつ。また、使用するにはマインドマップのソフト(Mindjet MindManager)が必要です。

久しぶりの登場なので、お約束ネタである「高速富士山」(ライブカメラからタイムラプス・ムービーを自動生成するAppleScript)より、つい先日噴火した浅間山の噴火ムービーをご紹介。活火山なので、毎日火柱あげてます。

トリをつとめるは、日本語数値表現エンコーダー&デコーダー。無味乾燥なアラビア数字で書かれた数字の羅列から、「和」のテイストたっぷりな日本語表現による数値表現に変換、あるいはその逆を行うAppleScriptです。あんまり出来がよかったので、GUIをつけてテストできるようにしてみました。無量大数や那由他、不可思議といっためくるめく巨大な日本語桁数表現の世界へとご案内。

「そんなに大きな桁数の数字を扱ってどうすんだ?(笑)」

というツッコミに開発中の超高機能電卓「ぴよでん」をご紹介。このぴよでんのために作ったという説明に、皆様納得のあまり「コリャケッコウ!」と、言ったとか言わなかったとか。


CES報告&お土産(高松)

CES報告&お土産

少し遅くなりましたが、高松さんがCESの報告とお土産をもって来てくれました。

今年のCESはMACWORLDより興味深い発表が多く、ぜひ話を聞きたかったのですが、仕事の関係で参加出来なかったのが残念です。(by 河野)


●関連リンク


ハドソンの奇跡 交信記録

(YouTube)


FAA USAirways 1549 (AWE1549)

(連邦航空局)


PDFpen

(Bridge 1 Software)


Skim


Create Booklet

(Christoph Vogelbusch)


WiD130

(Teq AV/IT)


プレゼン王

(Planex)


AppleScriptの穴

(ぴよまるソフトウェア)

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