入梅や 多彩なネタの 雨あられ

1. LoadMyTracks

Garmin等のGPSレシーバーに記録された時刻・位置情報を読み出すためのソフトです。データの記録方式は、GPXとKMLです。

このソフトからはGoogleEarthやGPS PhotoLinker(後述）を直接起動することが可能なので、シームレスな作業が可能です。なお、読み出すGPSユニットによっては、不安定な挙動を示すこともあるので注意が必要です。（私の所持しているUSB読み出しタイプのGPSレシーバの場合は、Mac本体とGPSの間にセルフパワータイプのUSBハブを入れることで解決しました）

2. GPS PhotoLinker

旅行の時など、大量の写真を撮ると後でどこで撮った写真か判らなくなってしまう事があります。iPhoneに代表されるGPS受信チップを搭載したカメラを使用すれば、一応解決できますが、おいそれと買い換えるわけにも行きません。

これは、従来のデジタルカメラで撮影された写真に記録された日時情報と、GPSレシーバに記録された位置情報を紐付けすることで、写真にジオタグ（緯度・経度・高度などの情報）を埋め込むことができるソフトです。

3. GPSストア

GPS機器を専門に扱っているお店です。本体の他、車載キットや電源回りなど周辺機器も扱っており、こぢんまりとした店ながら、品揃えは充実しています。

場所
　　東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-8-4 第七瑞穂ビル1F
　　N35。40' 55" / E139。42' 19" (WGS84)

大量にもらう名刺をいちいちアドレスブックに入力するのは面倒くさい、だけど必要な時にはすぐ取り出せるようにしたい。そういうずぼらな人間でも手間を掛けずに行える、「究極の名刺整理術」を考えてみました。

そのために使うのは、PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」です（Acrobat Professionalが付属して、取り込み速度の速いS1500Mがお勧め）。
ScanSnapでは、取り込んだ書類にOCR処理を行い、「検索可能なPDF」として出力することができます。名刺の場合、ScanSnap Managerの設定を「スーパーファイン」「両面取り込み」「2ページ単位で1つのファイルにする」「白紙ページを削除しない」にしておくとよいでしょう。
テキストの認識精度を上げたい人は、ScanSnapのOCR機能は使わず（ただのPDFとして出力する）、Acrobat ProfessionalでOCR処理を行うのがよいと思います。ちょっと工夫することで、複数のファイルを一括処理することも簡単にできます。このやり方は、私のブログを参照してください。

こうして作成したPDFは、Spotlightを使って検索することができます。漢字はうまく認識されないことも多いのですが、ローマ字表記についてはかなりの精度で認識されます。また、ScanSnapに取り込んだ日付でだいたいの見当を付け、カバーフローやQuickLookを使ってざっと一覧するという使い方をしてもよいでしょう。
名刺を見て、実際に2、3回連絡を取ったら、その時点で初めてアドレスブックにデータをきちんと入力すればよいのです。

さて、MacのSpotlightから検索できるのは便利ですが、そうなるとiPhoneからも検索したくなってきました。
そこで、「Evernote」の登場です。Evernoteは、テキストや画像、音声等々、さまざまなデータを取り込めるメモサービス。Web上のサービスですが、MacやWindows、iPhone用クライアントソフトも用意されており、入力したデータは、すべてのクライアント間で自動的に同期されます。Evernoteに検索可能なPDFをドラッグ＆ドロップすると、そのデータはMacのSpotlightだけでなく、iPhone上でも検索できるようになるのです！

私は面倒くさがりなので、Evernoteにいちいちファイルをドラッグ＆ドロップせずにすむよう、フォルダアクション用のAppleScriptを書いてみました（こちらの記事を参照）。ScanSnapからファイルを出力するフォルダにこのスクリプトを設定しておくと、そのファイルは自動的にEvernoteへ取り込まれます。

上記の設定を1回すませてしまえば、ふだん行うのは、ScanSnapに名刺を読み込ませることだけ。それだけで、OCR処理からEvernoteへの取り込みまで自動で行われます（Acrobatを使う場合は1ステップ増えますが）。これだけで、MacとiPhoneの両方で名刺を検索できるようになるのは、想像した以上に快適ですよ。もちろん名刺だけでなく、紙の書類なら何にでもこの方法は応用できるはずです。

みなさん、アドレスブックに住所データを入れていますか？　アドレスブックに正しい住所情報を入れて使えば、メールを書くときにもメールアドレスが参照され、iPodやiPhoneをつなげば自動でシンクロ。一度入力すればMobile.Me経由で家庭内の複数のマシンに住所データを反映。OS標準のアドレスブックに正しい住所データが入っていることのメリットはますます増大していきます。

今回ご紹介したのはAppleScriptによるアドレスブックの住所一括変更アプリ「Moving Agency」（日本語名：ぴよまる引っ越しセンター）。「アップルコンピュータ」→「アップルジャパン」などの微妙な社名変更から、素敵な新社屋に移転したトリニティさんまで、幅広いニーズに簡単操作で応えます。

今回例会にてちょっと楽しいかも知れないソフトウェアのデモをさせていただきました。Keynote等を使ったスマートなプレゼンもいいですが、たまには肉体を使った一発芸的なデモもお楽しみ戴くのも一興かと・・・

○ 大袈裟にファイルをゴミ箱に移動するソフトウェア

• FunTrash（Freewareですが Donation(寄付)を推奨されています）
  　消去（ゴミ箱に移動）するファイルを選択してこのソフトウェアを起動するとどこからともなくＵＦＯが現れて選択されているファイルをさらっていきます。さらわれたファイル達は何故か？ゴミ箱の中に・・・

○ PowerBook G4のモーションセンサーを使ったソフトウェア群

• Tilt Mania（Freeware）
  　腕力が鍛えられる球転がし落とし？ゲーム
• MacSaber（Freeware）
  　あなたもジェダイの騎士気分が味わえる・・・ あの「ライトセーバー」音がします。「Tilt Mania」と「MacSaber」を同時に起動するとさらに楽しいです（笑）
• SMSRotateD（Freeware）
  　Mac本体を傾けた方向に合わせて画面表示を切り替えます。基本的に画面表示を90度、180度、270度と回転させます。本体のトラックパッドが使いにくくなります（笑）
• StableWindow（Freeware）
  　起動するとウィンドが表示され、Mac本体を傾けてもこのウィンドウ表示を水平に保ちます。家を建てるとき水準器代わりに使うのは止めましょう（笑）ある方から飛行機搭乗の際、離着陸時に使うと面白いはず！とのご意見を戴きましたが離着陸時の電子機器の使用は禁止されております（残念）
• NewtonVirus（製品版、いまならセットで割引価格）
  　デスクトップ画面上のアイコンやメニューバーがガタガタに・・・

モーションセンサーを使ったデモは画面表示を本体の画面で見ないとその実感が味わえません。プロジェクターに表示すると面白さが半減してしまうので今回はノートパソコンを両手で持って行うタコ踊り的な妙なデモとなりました。

内室さんがベッドで寝たままMacを使えるスタンドとiPod用の防水スピーカー等の小物を幾つか持ってきてくれました

スタンドは今年になって数種類の製品が発表されてますが、これはShop Uというショップで購入したそうです。

最後の1個を手に入れたという事で、どうしても欲しいと言う方は他社からも同じようなコンセプトの製品が出ていますので、探してみてください。（再入荷しているようです）

防水スピーカーはアンプが入ってしっかりロックできるものが2種類、ひとつは表面が透明のフィルムになっていて、iPod touchなどを入れて操作も出来てしまいます。しかし、結構大掛かりになってしまうので、今の半身浴のお供はiPod touchに外付け小型スピーカーをつけたものをチャック式のカードケースに入れるという簡易型の作戦になっているそうです。