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2009年9月度定例会活動報告2009年9月12日

仲秋に マックの達人 集結す

2009年9月定例会のトップ画像(中)

Felica Readerの紹介

新iPod nanoの紹介

形式仕様記述の試み

Printwitts, Cam Twitst, Inkscape

AppleScript in Snow Leopard

9月12日秋雨のそぼ降る中、大久保IT健保会館A+B会議室にて9月度定例会が行われました。
 今回は強力なプレゼンター陣のお陰で、あまり休み時間もとれないくらいびっちりと充実した内容になりました。

(報告:TMUGウェブチーム)

Felica Readerの紹介(大木)

Felica Readerの紹介

今回ご紹介するのは、Sonyの出しているフェリカカードリーダです。これは、一般的な非接触型ICカードの他、おサイフケータイなどにも対応している製品です。本来Windows向けの製品なのですが、MacOSで動作させるソフトも有志によって開発されているようです。

ところで、ソニーの製品紹介サイトを見ると、動作環境としてWindowsXPやWindowsVistaを搭載したパソコンとしか書いていません。当方はWindowsの環境が無いため確認できないのですが、パラレルズやBootCampでも動くのかも(屁理屈かな)。Macで動くWindowsで使えるかどうか、試してみませんか?


新iPod nanoの紹介(戸津)

新iPod nanoの紹介

おなじみiPod Styleの戸津さんが発売されたばかりのiPod nanoを見せてくれました。

今モデルで5代目となるnano、FMラジオチューナや歩数計、更にはビデオカメラまで内蔵されました。(静止画には非対応)意外にも奇麗に写っていつも持ち歩ける大容量で手頃なサイズということで、一度も使ったことのないiMovieにやっと使い道ができたいう方も多いかもしれません。

さらに、iPhoneで撮影した写真をまるでミニチュアの雰囲気に写真を加工してくれるTiltShift GeneratorのiPhone向けソフトも紹介してくれました。

前モデルよりも手頃な値段になったiPod、Snow Leopardも出たことですし1台いかがでしょうか。


形式仕様記述の試み(大座畑)

形式仕様記述の試み

今年3月に国立情報学研究所のTopSE(トップエスイー:Top Software Engineers)プログラムを修了(3期)しました (TopSEというのは” ITトップガン”というふうに言われることもあるようです)。

これまで修業年限が1.5ヵ年で無料(文部科学省科学技術振興調整費の支援を受けていたため)でしたが、この4月からは修業年限1年になり有料となりました。

修了制作というものがあり、以下のページに公開されています。

「平成20年度第三期生修了制作の公開」 http://www.topse.jp/

TMUGのスピーチでは、私が1988年以来取り組んでいるNaviGlassesワールド概念の一部機能を形式仕様記述言語VDM-SLを使用して詳細化した話をしました。これまでは概念のほとんどの記述を自然言語で表現してきたため、曖昧性や矛盾点を含んでいる可能性が高く、上記のTopSEでの私の取組みはこれらをできるだけ排除するための試みといえます。結論を言えば、形式仕様記述言語VDM-SLは仕様を形式的に記述し、それを実行することで曖昧な点や矛盾点を見つけてくれたり、ユーザに気づきや思考を促してくれるツールという風に解釈できるのではないかと思います。

形式的アプローチとそのツールは、ディペンダブル・システムの開発には欠かせないものです。


Printwitts, Cam Twitst, Inkscape(永山)

Printwitts, Cam Twitst, Inkscape

まずは導入としてTwitterネタとしてこの間作ったPrintwittsを紹介しました。Twitterのつぶやきを感熱のレシートプリンターに出力してしまうというネタです。最新のコミュニケーション手段たるTwitterを紙テープのごとき70年代な意匠に閉じこめたというギャップ感と、使い捨て的な情報の流れが良いTwitterを敢えてハードコピーとして残してしまおうという背反性が面白いネタでした。

次に、メインのCam Twistをご紹介。これはDesktopやWebカメラ, iSight等のカメラ入力を自由に組み合わせフィルタをかけた状態でカメラ入力に見せることができるソフトです。これで、デモの画面とSpeakerの様子をカメラで写した合成した画面をUStreamに流すことが出来るようになるわけです。

とは言え、それなりにCPUパワーも喰うし、デモの操作をしながらというのも難しいので、中継もしくは録画をするマシンは別にもう1台置いて、そちらの操作をする人員を置かないと実際にうまく回すのは難しそうです。

最後に先日見つけたIllustratorのようなオープンソース系ソフトのInkscapeを紹介しました。まだ、使い方はあまり習熟していないので、ほぼこう言うソフトがありますというだけの話しでしたが、そんなに使わないんだけどIllustrator的な物が作りたい(私の場合はTシャツデザインだったんですが)と言う時に便利なんじゃないかというお話をしました。


AppleScript in Snow Leopard(長野谷)

AppleScript in Snow Leopard

毎度おなじみのAppleScriptのお話です。ただし、今回はひと味違います。なんといっても、発売から日も浅いMac OS X 10.6 Snow Leopard上のAppleScriptが、どれだけ強化されたのかというのがテーマ。

歴史を振り返れば……System 7の頃、いわゆる「Macっぽい」Apple独自の技術が雨後のタケノコのようにいくつも登場。PowerTalk、OpenDoc、QuickDraw GX……いろいろありましたが、一握りの技術だけが現在まで生き残っています。目下消えつつある技術には、WebObjects、Carbon、QuickTime VRなどがあり、生き残った技術にはQuickTimeやKeychain、そしてAppleScriptがあります。

Snow LeopardでAppleScriptの実行環境が64ビットネイティブ化(ただし、内部の数値演算精度が上がったりはしていない)。さらにAppleScriptエディタ上での複数スクリプト同時実行や、AppleScript Studioのかわりに導入されたAppleScriptObjCでCocoaを直接呼び出せるようになるなど、久しぶりにAppleの「やる気」が見られる(ような気がする)仕上がりになっています。

もうひとつご紹介したのが、イーブック・イニシャティブ・ジャパンの電子ブックリーダー「ebiBookReader」Mac OS X版。Intel Mac専用でMac OS X 10.5.6以降で動作します。目下、3万冊程度の電子ブックをオンラインで購入できるようになっており、MacでもiPhoneでもWindows PCでも読める環境が提供されています。ただ、iTunes Storeで買った音楽よりはるかにDRMが厳しく、あらかじめ登録しておいたマシン(2台まで)の間で、オンラインストレージの「トランク」サービス(50冊分まで無料)を介して「ムーブ」することになります。

ほとんどの本で、最初の1話分ぐらいを無料で読める「立ち読み版」が用意されており、とりあえず立ち読み版を読んでみて、気に入ったら購入するとよいでしょう。

電子ブックのサービスは数多くありますが、まだどのサービスが決定的になるか分らず、来年早々にAppleが電子ブックリーダー市場を見据えたタブレット機を出してくるとの噂もある中、購入したコンテンツをダウンロードして「所有」できるイーブック・イニシャティブ・ジャパンのサービスは、Webブラウザごしに読むような「所有できない」サービスに比べて安心感が(個人的には)あります。

実際に、購入した電子ブックの「本棚」をご披露したところ、会場からは「床屋みたいだ」「まるで、友達の家に遊びに来たような錯覚が」「ゴルゴ13は外せませんな」など、歓声が上がっていました。

実際に、自宅や喫茶店などでMacBook Pro 17インチで読んでいますが、外付けディスプレイ(しかも縦横回転機能つき)で拡大して読むとなお快適。本棚を持ち歩く体力はなくても、ノートのMacを持ち歩くだけでどこでもリッチな読書を満喫できます。しかも、どれだけ買っても「置き場所はどーするの?!」と家族に怒られることはありません。


●関連リンク


PaSoRi

(Sony)


SaPoRi

(MacFeeling Software)


iPod nano

(Apple)


TiltShift Generator for iPhone

(Art&Mobile)


NaviGlasses

(NaviGlasses)


トップ エス イー

(トップ エス イー)


Printwitts


CamTwist

(Allocint)


Inkscape

(Inkscape)


机の隅つつき


Snow Leopard

(Apple)


AppleScript各バージョンのリリースノート

(Apple)


AppleScript Language Guide

(Apple)


AppleScriptObjC Release Notes

(Apple)


eBook Initiative Japan

(eBook Initiative Japan)


ebiBookReader Mac版の紹介

(eBook Initiative Japan)


●今月のプレゼンター

▼大木さん

大木

▼戸津さん

戸津

▼大座畑さん

大座畑

▼永山さん

永山

▼長野谷さん

長野谷

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