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2009年10月度定例会活動報告2009年10月11日

秋なのに Snow談義に 花が咲き

2009年10月定例会のトップ画像(中)

アドビCSアプリケーションのAppleScriptによる自動処理

Nik Color Efex Pro ver 3.0

なんちゃってiPhoneの操作

ダイナミックにシューティングゲーム!

10月11日大久保IT健保会館A+B会議室にて10月度定例会が行われました。
 今回はさすがにネタも切れ気味で、Q&Aをたっぷり挟みつつ、3名のプレゼンと言うことで終了してしまいました。

(報告:TMUGウェブチーム)

アドビCSアプリケーションのAppleScriptによる自動処理(長野谷)

アドビCSアプリケーションのAppleScriptによる自動処理

実際に仕事で作成したAppleScriptのうち、アドビのCSアプリケーションに関するものをデモ。CSアプリといっても、InDesignのScript対応度が群を抜いているため、InDesignに関するデモがメインです。

日常的には最新版のMac OS X 10.6(Snow Leopard)を使っていたとしても、Adobe CSアプリをコントロールする仕事はほとんどMac OS X 10.4.11がターゲット。AppleのiWork 09もいまだにMac OS X 10.4.11以上を、Adobe CS4でもMac OS X 10.4をサポートしており、10.4.11が第2の「Mac OS 9.2.2」化しています。実際、当日に会場で手を挙げていただいたところ、Mac OS X 10.4、10.5、10.6でほぼ3割ずつといったところ。10.4環境がまだ相当数残っていることが実感されました。

AdobeのCSアプリはとにかく機能が多いので、大掛かりなプログラムを作るには、プログラム作成を補助するような道具や、一度作ったプログラムを解析するのに便利な道具を併用することになります。

たとえば、ドキュメント上で選択中のオブジェクトの情報を取り出したとしても、そこから必要な情報がどれであるかを確認するためには、設定を変更する「前」と「後」の情報の差分を調べることが必要です。そこで、必要に迫られてオブジェクトの情報(プロパティ)の差分検出を行うdiffツール「ListDiff」を作成し、便利に使っています。一般的なUNIX系のdiffツールはソースコード(テキストファイル)の差分検出に特化したツールで、行単位での差分評価を行うものです。使いやすさで定評があるのが、Mac OS XのDevelopper Toolsに標準搭載されている「FileMerge」。このListDiffはAppleScriptのプロパティ出力に特化して差分を検出します。これなしでは、とても不便でプログラムなんて作れません!(一般的な文章の差分検出には、Jedit Xの差分検出プラグイン「Jdiff X」が便利でしょう)

また、コンテクストメニューから基礎的なAppleScriptの構文を自動入力できるようになっていたり(コンテクストメニュー・アシスタント)、開発したプログラムはすべて再利用しやすいようモジュール化してあったりします(→ AS Hole)。

さらに、AppleScriptのプログラム自体を解析して、モジュール間の依存関係をマインドマップのグラフとして描画するAppleScriptもデモ。大昔に作った巨大なプログラムも、あっという間に丸裸。たとえ内容を忘れても、すぐに変更や改良に着手できます。

InDesignのコントロールについては、カタログ本などの「コマ」をXMLから大量作成するプログラムをデモ。InDesignが途中でクラッシュしても大丈夫な作り(クラッシュ・ディテクション機構採用)になっており、しかも進捗状況をtwitter経由で報告するなど、夜間に放置運転が可能。そのうえ、仕事が終わったら自動でスリープする「エコ機能」を搭載。その場で実際にカタログ・コンテンツを作成してみたら、目にも止まらぬ早技には会場からため息も。

もうひとつのInDesignデモは、大量に作成した「コマ」部品の規格が合っているかどうかを自動でチェックする「印度チェッカー」。しかも、チェック前にコマの見本から書式を自動記憶するようになっており、パラメータの変更はInDesign上でコマ見本の書類を操作するだけでOK。こんなにディープな用途のソフトなのに、「環境チェック」「学習」「チェック」の3つのボタンだけで操作できる簡単オペレーションが自慢です。

……実戦に即し、技術的・業務的に突っ込んだ内容のデモで、すべての方に分っていただけたかどうかは疑問が残りますが、デモ実施時に行ったアンケートの結果を見ると、半分ぐらいの方には満足していただけたようです。今後は、今回のようなハイブロウな内容のほか、基礎的な、日常的にエンジョイできる程度のかる〜いScript講座みたいなものがあってもよいだろうという今日このごろです。あっ、Automatorでもいいですね。


Nik Color Efex Pro ver 3.0(大木)

Nik Color Efex Pro ver 3.0

このソフトは、Adobe PhotoshopやNikon Capture NX2のプラグインとして動作するデジタルフォトフィルタで、52種類のフィルタが搭載されています。 中でも面白いのはモノクロフィルムの再現で、単に色味を抜くだけでなく、フィルム独特の粒状感まで再現できます。(サンプル写真はRawデータにインフラレッドフィルムイフェクトを施した例)

安い!とは言えない価格ではありますが、Photoshop版、CaptureNX2版いずれにもトライアルバージョンがありますので、購入前にじっくり試すことができます。

サンプル画像:クリックで拡大


なんちゃってiPhoneの操作(須藤)

なんちゃってiPhoneの操作

以前、紹介した時に内容が不充分だったので今回はリベンジです。今回は、いよいよ「なんちゃってiPhone」の操作を実際にデモしました。瞬間芸なので、あっと言う間に終了。

PhoneFinger 1.1.1

怪しげな指でカーソル操作できます。Freewareですが Donation(寄付)を推奨されています。

iPhone Simulator

Apple社が開発者向けに公開している iPhone SDKに含まれる開発ツールの1つで「iPhone」のシミュレータです。ADC(Apple Developer Connection)に登録していないと入手できません。詳しくは、Apple社の ADC関連のページで確認してください。


ダイナミックにシューティングゲーム!(須藤)

ダイナミックにシューティングゲーム!

単純なシューティングゲームを一工夫でダイナミックなゲームにするデモをおこないました。それぞれ以前に紹介した事があるソフトウェアですが組み合わせて使うと楽しい事が・・・これをご自宅で試す場合は家族が寝静まってからにしましょう(笑)

シューティングゲームでダイナミックに遊ぶ手順は、予め「A Tack!」のピン発射キーをスペースキーから左右のシフトキーにアサインを変更しておきます(Mac本体を両側から持った場合にスペースキーが押せない為、親指が届く左右のシフトキーをアサインします)。

Tilt2Joystickを起動してカーソルキーが Mac本体を傾ける事で操作できる事を確認したら続けて A Tack!を起動していよいよゲーム開始!Mac本体を左右に傾けて、シフトキーでピンを発射!

尚、Tilt2Joystickでメニュー操作もできますが実用的ではありません(頑張ればできるかも知れません、笑)

A Tack!

紙と筆記用具が登場するシューティングゲームです。左右カーソルキーとスペースキー、或いはマウスの移動とクリックで「ピン」を移動、発射して落書きを阻止します。Freewareです。

Tilt2Joystick

PowerBook, Macbook, MacBook Proといったノート型Macに内蔵されているモーションセンサーでカーソルキーを操作するユーティリティです。Mac本体を傾けた方向に応じて移動カーソルキーがアサインされています。最近、Ver.upされてモーションセンサーの方向をカーソルキーにアサインする際に変更できる様になりました。PowerBookとMacBook Proではセンサーの向きが異なっていて、以前は PowerBook用の設定のみだった為 MacBook Proでは前後と左右が入れ替わっていました。今回の Ver.upで MacBook Proでも正常に使用できる様になりました。Freewareですが Donation(寄付)を推奨されています。


●関連リンク


Adobe

(Adobe)


ことり文字ふぉんと

(ことりのことり)


あくびんフォント

(あくび印)


AS Hole (AppleScriptの穴)

(ぴよまるソフトウェア)


Jdiff X

(Artman21)


Nik Color Efex Pro ver 3.0

(Nikon)


Nik Color Efex Pro

(Software Too)


PhoneFinger 1.1.1

(Wonder Warp Software)


iPhone Simulator

(Apple)


ADC

(Apple)


A Tack!

(MIND THE CUBE)


Tilt2Joystick

(JNOTE.ORG)


●今月のプレゼンター

▼長野谷さん

長野谷

▼大木さん

大木

▼須藤さん

須藤

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