ホームへ
ホームへ

ホームへ
活動報告
定例会申し込み
TMUGについて
FAQ
会場案内
入会手続き
問い合わせ先
オフトピックサークル
会員エリア

HOME活動報告>2010年5月度定例会活動報告

2010年5月度定例会活動報告2010年5月8日

晴れわたり 新緑まぶしい 目黒川

2010年5月定例会のトップ画像(中)

新型MacBook Pro 17'他

コンピュータの寝言について、Macは悪夢を見るか?

5月8日目黒区中小企業センターで5月度定例会が行われました。
目黒川沿いの桜もすっかり新緑で、不安定だった気温変化も落ち着いてくれるだろうと思わせる初夏の様相でした。プレゼンの後には小山さんからAUGM in Tokyoの案内もありました。9/4に開催予定ですので、9月の例会はお休みの予定です。

(報告:TMUGウェブチーム)

新型MacBook Pro 17'他(長野谷)

新型MacBook Pro 17'他

モノの「買い時」は人それぞれ。いわく……天気がよかったから、ちょっとムシャクシャしていたから、たまたま売り場を通ったから……。ただ、自分としては「これだ!」という「技術的革新」があったときが買い時と思っています。そんな「買い時」を感じて買ってしまった製品のご紹介。

MacBook Pro 17インチ Core i7 2.66GHz」……ラインナップ最強製品が20万円台前半というお値打ち製品。最近のMacBook Proは8時間や9時間といった長時間電池駆動がウリ。そのうえ、CPUが大幅パワーアップ! 3年待った甲斐がありました。ノングレア液晶モデルを迷わずお買い上げです。

RICOH CX3」……普及価格帯のコンパクトデジカメ(コンデジ)ですが、カメラ内部でHDR合成を行ってダイナミックレンジを拡大しています。CX1、CX2と来て3代目になり、HD画質でのムービー撮影機能を搭載。これも、HDR合成+HD画質動画撮影が決め手に。毎日価格を調べては、3万円を切るまで待っていました。久しぶりのデジカメ購入です。

当日紹介し忘れていたのですが、修理に出したノイズキャンセリング・ヘッドホンBOSE Quiet Comfort 2も、修理部品がないとのことで後継機種の「Quiet Comfort 15」に有償交換になりました。QC2ではボリウムを大きくしないと消音効果がいまひとつだったのですが、QC15ではボリウムが小さくても消音効果がバッチリ!

ほかにも、ソフトを探して見つけた雑記帳アプリ「NoteBook」。NeXTstep時代に「NeXT最高のアプリケーション」として称賛された逸品とのことで、なかなか興味深いものがありますが……アプリケーションまで書類に添付できてしまうのは、セキュリティ問題のある昨今においては、いろいろ問題が……

Ustreamビデオ


コンピュータの寝言について、Macは悪夢を見るか?(山本)

コンピュータの寝言について、Macは悪夢を見るか?

「コンピュータが寝言を言うのですけど」,と言われると何の例えですかと聞かれるでしょう。文字通り,夜中にぶつぶつと過去の出来事をメールで予期せず送りつけて来ます。もちろん、最初はバグだと思いました。でも、原因は容易に見つかりません。そこで原因がはっきりするまで「寝言」を放置してみたのです。

電子カルテに接続され,そこで流れる大量の情報を分析して医療が安全に遂行されるよう補助してくれる「診療判断支援システム」があります。一日3万から4万件の医療情報を処理し、電子カルテだけではなく、例えば電話交換機も制御することができます。音声合成装置をつかって電話をかけ、メールやtwitterも自動的に送信することができます。夜中にイタズラ電話で病院中を騒がす訳にはいかないので、抑制プログラムを加えたところ「寝言」が始まりました。

診療判断支援システムを構築する場合,従来は、OLAPを構築します。 OLAP提唱者も言うように処理速度と容量の問題から 、業務システムであるOLTP(OnLine Transactional Processing)とは別に、 意思決定情報を分析するROLAP(Relational On-line Analytical Processing)を構築、OLTPに組み込んで使います。

私はこの「常識」を疑いました。ROLAPよりも高速処理が可能なMOLAP (Multi-dimensional On-line Analytical Processing)を構築、さらに全体的な整合性がなくとも知識処理が破綻しない仕組みを編み出しました。局所的な整合性をもとに判断を行い,別の部位に判断が伝えられると,またその部分で知り得る状況と照らし合わせて判断を行います。システム全体が同期しているわけではなく、機能局在もあります。普通のシステムであれば、処理演算には各所の情報にアクセスするでしょう。しかし,このMOLAPで構成された特殊なシステムは、問題になる前から、その情報自体の存在を心配して見守ります。心配して心配を重ね,問題が自然に回避されれば一安心します。問題成立した時点では準備は整っているのですから反応がとても早いのです。

機能が局在し、別のところで判断された結果が伝わってより高次な判断が行われます。そこをのぞくと、何百もの心配事を抱えながら思いを巡らせています。そのシステムが、過ぎ去った心配事や心配にも至らなかったことを、外部からの刺激が減った夜間に反芻するがごとく「寝言」をいうのです。

寝言の中身を調べると,そこには些細なこと,どうでも良いことまで含めて心配している様子がよくわかります。何が心配事かということは、ある程度初期にプログラムされているとはいえ,明らかに何に注目すべきかコンピュータには判っていません。それは軽度発達障害の子供と同じのようです。

注意が長続きせず,次から次へと興味が移ってしまうという特徴が有る注意欠陥障害には行動療法という治療法が考案されています。落ち着きがなく、忘れ物が多く,じっとしていられません。しかられてよけいにオドオドして、どんどん混乱するばかりです。そこでは、良い行動を見つけてあげて褒めることが重要なのだそうです。

コンピュータも良い行動をしたらそれを見つけて「褒める」=評価するプログラムを加えることは難しいことではありません。少なくとも良い記憶としてとどめれば,悪夢は減るかもしれません。

褒めてあげて,その成功体験を分類,新たな状況で再利用することが出来たら,(おそらく簡単に出来ます)どうなるのでしょう。電話を途中で切られたり,メールを無視されることなども評価できます。動作不良に成って,寝言が増えるかもしれません。医療安全のためには、無口なコンピュータも困るので今のままがよいかもしれませんね。

Ustreamビデオ その1

Ustreamビデオ その2

Ustreamビデオ その3


●関連リンク


MacBook Pro

(Apple)


RICOH CX3

(リコー)


BOSE Quiet Comfort 15

(BOSE)


NoteBook

(act2)


●今月のプレゼンター

▼長野谷さん

長野谷

▼山本さん

山本

HOME活動報告>2010年5月度定例会活動報告 / ▲このページの先頭へ移動▲


MadeOnMacバナー